※この物語は、かわラボ編集部のTwitter/instagram(@cawarabo)で日々投稿されている「今日のブー太郎」の中で「○○って何だ?」とチュー尉が疑問に思ったことを後輩のチュートはんぱかせと解き明かしていくものです。気になる方はぜひSNSもチェックしてみてください。

<今月の疑問>

 


 

チュー尉:2月って今日で終わりだと思ってたのに何で明日もあるんだ?2月は28日で終わりのはずだぞ!何で、今年は29日まであるんだ?教えてくれよ、チュートはんぱかせ!

チュートはんぱかせ(※以下、ぱかせ):先輩、「うるう年」のことをご存じないんですか? 2月は4年に1回、29日まであるんですよ!知らなかったんですか?

チュー尉:「うるう年」って何だ?4年に1回だから、オリンピックのことか?今年はオリンピックもあるしな、オリンピックを記念して2月に1日増やすってことか?当たりだろ?

ぱかせ:まったく違います!ホントにもう(涙)…ではでは、今回も「うるう年」について教えてあげますね!それでは、僕と一緒に「うるう年」を知る旅に出かけましょう!!

チュー尉:お~

ブー太郎:ブー

ぱかせ:まず、うるう年は何かの前に、暦(こよみ)の話から始めますね。

チュー尉:暦(こよみ)って何だ?

ブー太郎:ブー

ぱかせ:うっ…そこからですか(涙)。暦(こよみ)とは、簡単に言うと時間の流れを年とか月とか週とか日に当てはめることです。今回は、年の数え方だと思ってもらえればいいです。いいですか?

チュー尉:おう、わかったぜ!年の数え方だな!!

ぱかせ:そうです。それで、日本で使われている年の数え方は「太陽暦」と言って、1年を365日として計算しています。これは、地球が太陽のまわりをグルっと1周する日数のことです。しかし、実は1周する日数が1年につき6時間ほど足りなんです。

チュー尉:なんだって!6時間足りなかったら大変だなっ!!!そうしたら、寝る時間が無くなっちゃうなっ!

ブー太郎:ブー

ぱかせ:大変は大変なんですけど、1日ではなく1年なので…。寝る時間とかとういう問題じゃないので…なんだかイメージが違いそうですけど、とりあえず話を進めますね。

チュー尉:おう!そっか、大変なんだなっ!

ぱかせ:え~と、どこまで行きましたかね。そう1年で6時間足りないんです。そうすると、6時間×4年=24時間。つまり、4年経つと1日分の時間が足りなくなってしまうため1日分追加する必要が出てきてしまうんです。そして、その1日を追加する年を「うるう年」と言い「うるう年」に対して、1日を追加しない年を「平年」と言っているんです。簡単に言うと、4年経ったときに、地球が1日追加したことでズレを解消して4年前にいた元の位置に戻ってくるということなんです。お分かりいただけましたでしょうか?夏季オリンピックが開催される年は「うるう年」なので、オリンピックがある年は「うるう年」と覚えていただいて問題ないのですが、オリンピックとうるう年は関係ありませんので、その辺、お間違いなくっ!

チュー尉:なんだよ!やっぱり、オリンピックの年と関係あるんじゃないかよっ!オリンピックの年は、2月は29日まであるということだなっ!オリンピックがうるう年!簡単じゃね~かよっ!!

ブー太郎:ブー

ぱかせ:あの先輩、僕の話を聞いてましたか?

チュー尉:おう、よくわかったぜっ!オリンピック記念のうるう年!!今回のオリンピックは日本でやるし盛り上げていかないとだなっ!ブー太郎、オリンピックのチケット買いに行くぞ~!!

ブー太郎:ブー

ぱかせ:いや、だからそういうことじゃ・・・。まったくわかってない(涙)。

おしまい