昨年、SCROLLでインタビューをさせていただいた「関岡木版画工房」さんとコラボさせていただき、ブー太郎の浮世絵(千社札)を作らせていただきました。

下絵や彫りの細部についてはメールでやりとりをさせていただきながら、最後の摺りの段階で工房にお邪魔し色味などの細部を調整させていただきました。

鮮やかな顔料と和紙の優しい手触りがブー太郎とよくマッチしていました。

実際に摺っている場面を見学させていただき少しずつ色が重なり出来上がっていく過程は、完成への期待も含め純粋にワクワクしたのと同時に、丁寧な仕事の積み重ねがなければ出来ないことを実感することもできました。

初めての浮世絵(千社札)製作で、「浮世絵っぽさを出すこと」「ブー太郎やチュー尉のキャラクターらしさを失わないこと」を意識して進め、千社札の難しいサイズ(48mm×144mm)のなかで楽しく遊ぶことができたかなと思ってはいますが、まだまだやってみたいことなども出てきてしまい、再びチャレンジしたいなという欲望もメラメラとかきたてられてしまいました。

(左)摺師の小川さん。作業をしながら版画の道具や職人の世界について、いろいろと教えていただきました。

しっかりと摺り上がったら、かわラボをご愛読いただいている皆さんに額に入れた浮世絵(千社札)をプレゼントさせていただければと思います。どうぞ、ご期待ください。

しっかりとしたモノづくり、貴重でそして楽しい時間でした。

関岡木版画工房の皆さん、ありがとうございました。

 

photo by H.T

関岡木版画工房さんについて

荒川区の事業を通じ木版画の魅力を伝える様々な取り組みをされています。木版画や伝統工芸に興味のある方は、下記HPやInstagramをご覧ください。