会社に属してた頃、新しい仕事の依頼でなおかつ自分の思うように動ける仕事がきた時には心が躍った。

某企業のPR誌を5年程担当した時は、企業の担当者には毎回それらしく企画の説明をしたが、企画の内容はほとんどこじつけで自分の行きたいところ、自分の興味あるものをどう企画に落とし込んで他人を納得させることができるのか。当時の自分はそれしか考えていなかった。そして、その一点に、最大限頭をひねった。

他人のお金で自由に遊ぶ。

当時は、日本建築に興味がありひたすら地方の名建築に行くにはどうしたら良いかばかり考えていた。

仕事という名の遊び。
そこに、某モデル事務所の女の子を連れて行き1カットだけ撮影。
仕事をしている感覚はほぼない。

自分の経験と遊びが社会の成長につながるはず。
自分が楽しいと思えることをどれだけ仕事にねじ込めるか。
20代の頃は、そんなことばかり考えていた。
そして、今でも同じことを思っている。

明日の事は、わからない。
だから、心の躍る方へ。

毎日、ブー太郎を描く事もPR誌を担当していた時くらいに頭をひねりながら楽しんでいる。

いい表情のブー太郎が描けた時は、描きながらニヤニヤしている自分がいる。